キャリア決済はアプリやゲームの課金に使うことができます。
月々の携帯電話料金の支払いと買い物料金を合算して支払うことができるキャリア決済は、実質的にクレジットカードのように支払いタイミングを先送りにすることが可能です。
そのため現金が手元にないときの課金には便利ですが、何も考えずに使い続けてしまうと支払い日に困ったことになるのは言うまでもないことでしょう。
キャリア決済での課金は賢く使いこなすことが前提になるので、まずは基礎的な知識を身に付けることから始めてみてください。
キャリア決済で課金をするメリットとデメリットを解説
キャリア決済は特にクレジットカードを使えない人にとっては非常に便利なネット支払いの手段となります。
手元に現金やプリペイドカードがないときにも数タップするだけで課金を済ませることができるので、ゲームなどでついつい熱くなっていると何も考えずにキャリア決済で課金を続けてしまうこともあるでしょう。
しかしキャリア決済はあくまで支払いを先延ばしにしているだけなので、当然ながら支払い日にはそれまでの課金額を一気に引き落とされることになります。
キャリア決済の課金は限度額の低さが実はメリット
キャリア決済によって課金の歯止めが利かなくなってしまうと大変危険ですが、実は過剰な課金はできないようにシステム的なストッパーが存在しています。
キャリア決済では各ユーザーの年齢やそれまでの行動履歴に基づいた利用上限額を個別に設定しており、その限界金額までしか課金できないようになっています。
細かな設定金額はキャリアとユーザー年齢によって変わってきますが、たとえば未成年だと最大でも1~2万円までが上限とされています。
大人でも上限アップの手続きをしない限りは5万円程度が限界になるので、クレジットカードの使いすぎほど深刻な事態には陥らずに済むでしょう。
キャリア決済は急に使えなくなることもある
キャリア決済が便利だからといって頼ってばかりいると、あるとき突然キャリア決済が使えなくなってしまうことがあります。
キャリア決済は通信会社にとってはあくまでオマケ的な機能なので、極端な使い方をするユーザーには比較的あっさりとサービス停止の処分を下します。
特にキャリア決済でのアプリ課金と携帯電話料金の支払いは合算されているので、合計金額が大きくなりすぎて引き起こしに一度でも失敗してしまうと非常に危険です。
支払い遅延をする悪質なユーザーと認定されてしまうとキャリア決済どころか通信契約そのものが停止になってしまうこともあるので、くれぐれも支払い遅延は起こさないようにしましょう。
まとめ:キャリア決済での課金は便利だがリスクも大きい
キャリア決済を使ったアプリ課金は便利ですが、使いすぎると大きなリスクを背負うことにもなります。
単純な課金額の増大は限度額設定によってある程度のストッパーがかかるものの、課金額を合算した携帯電話料金の未払いを起こしてしまうと一気に状況は厳しくなります。
現代社会においてスマホ契約や金融情報の信頼を失うことは致命的なダメージになりかねないので、安易な課金で支払い金額を過度に大きくするのは避けた方がいいでしょう。
キャリア決済で通信事業者から拒否された場合には?原因と対処法を解説
スマートフォンで簡単に決済ができ、料金も後で通信量とまとめて支払えるのが便利なキャリア決済。
使い勝手が良いため愛用している人も多いと思いますが、この支払い方法にもいくつかのデメリットがあります。
その一つとしてよく挙がるのが、通信事業者から拒否されたというケース。
一体どのようなシチュエーションで起こるのでしょうか。
「通信事業者から拒否されました」とは?
キャリア決済を利用していると、稀に支払いの段階で「この請求は通信事業者によって拒否されました」との表示が出て決済できないことがあります。
その商品を買うつもりだった人にとって、非常に困ることですよね。
原因の多くは、支払限度額を超えてしまっているケース。
こうしたメッセージにはインパクトがあり、ちょっと驚いてしまうかもしれません。
ただ、内容そのものは強めですが、あまり焦りすぎてしまうのも禁物です。
何も犯罪などが起きたわけではなく、これは通信事業者、つまりauやdocomoなどから、これ以上の決済はできませんよという知らせが来たということになります。
よくある原因として考えられるのが、毎月の支払限度額を超えてしまっているパターン。
これ以外にも、未払いや滞納がある場合でもこうしたメッセージが表示されることがあります。
最も簡単な対処法は支払方法を変えること
ただし、滞納や未払いであれば、自覚のある人であればすぐ気がつくはずです。
なので急に出てビックリする場合は、多くは限度額を超えてしまっているケースでしょう。
キャリア決済の限度額はそれほど高くは設定できないので、頻繁に買い物をしているとこうしたことも起こり得ます。
クレジットカードなどと同じで、もしもこうなってしまった場合には、少なくともキャリア決済を再利用できるような対処法はありません。
限度額がリセットされる翌月まで待つか、他の決済方法を検討するというのが現実的な対処法と言えます。
まとめ:限度額を超えてしまわないよう常に意識しておこう
もしも「この請求は通信事業者によって拒否されました」という表示が出て決済ができなかった場合、その多くは毎月の利用限度額を超えてしまっていると考えられます。
そうならないためには、日頃から限度額を意識した買い物を心掛けることが大切です。